プレスリリース

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プレスリリース

平成23年9月15日
九州電力株式会社

川内原子力発電所構内におけるボヤ発生の原因と対策について


 

 平成23年9月10日、定期検査中の川内原子力発電所2号機のタービン建屋において、設備点検作業を実施していたところボヤが発生しました。その際、作業員2名が手の甲に熱傷を負いました。なお、当該作業員に放射性物質による汚染、被ばくはありませんでした。(平成23年9月10日 お知らせ済み)

 今回の事象について調査をおこなった結果、発生原因は、2次系ポンプの分解点検作業におけるストレーナ(フィルタ)の洗浄作業エリア内において、揮発し滞留していた洗浄液が、何らかの原因で発生した静電気により発火したものと推定されます。

 なお、今回の事象を踏まえ、静電気による火災の発生防止対策として、洗浄作業において噴霧器を使用する場合は、揮発性の低い洗浄液への変更や作業エリア設定時の帯電防止及び防炎仕様シートの使用等の対策を実施することとしました。
 また、今後、火災発生リスクを低減させるための評価等を実施していきます。

 当社は、今後とも、今回取りまとめた再発防止対策を徹底し、残りの定期検査を慎重かつ入念に行い、安全確保に万全を期してまいります。

以上

添付ファイル PDFファイル (別紙)川内原子力発電所構内におけるボヤ発生の原因と対策の概要 (940KB)