平成24年7月27日
九州電力株式会社
玄海原子力発電所 雑固体溶融処理建屋における
照明用ケーブルの焼損の原因と対策について
玄海原子力発電所1~4号機は、定期検査中ですが、平成24年6月15日、原子炉建屋から離れた関連施設である雑固体溶融処理建屋において、照明用ケーブルの1箇所が焦げていることを確認しました。その後、消防による現場確認が行われ、火災であると判断されました。(6月15日お知らせ済み)
調査の結果、原因は、火災発生箇所の近傍で実施していた点検用架台の溶接作業において、作業を中断した際に、溶接機から照明用ケーブル(可とう電線管)に電流が流れ込み、焼損に至ったと推定しました。
再発防止対策として以下の対策を実施します。
・ | 作業を中断し、溶接箇所から離れる場合は、溶接機のトーチのコネクタを外す等、不測の電流が流れないような処置を行う。 |
・ | 溶接作業用の足場は、電線管等と接触し、通電しないように設置する。 |
・ | 今回の対策を規定文書等に反映し、作業員に周知徹底するとともに、継続的に教育を実施する。 |
更に、焦げている状態のような、明確に火災と判断できない場合においても、より速やかに消防へ連絡できるよう、規定文書等を見直すとともに、当社社員及び協力会社社員に対し、教育により周知徹底を行います。
当社は、今回の再発防止対策を徹底し、原子力発電所の安全確保に万全を期してまいります。
以上
添付ファイル | (別紙)玄海原子力発電所 雑固体溶融処理建屋における照明用ケーブル焼損の原因と対策の概要 | (85KB) | |
用語等の説明 | (16KB) |