九州電力社有林での「森林管理認証」取得について
平成17年3月22日 九州電力株式会社 |
九州電力社有林での「森林管理認証」取得について
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当社は環境保全を経営の重要課題と位置付け,様々な環境活動を展開していますが,大分県九重町や湯布院町などに所有する社有林(4,447.66ha)において,適切な森林管理が行われていることを認証するFSC(Forest Stewardship Council:森林管理協議会)(注)の「森林管理認証」を3月9日に我が国の電力会社として初めて取得しました。(国内では20件目) 当該社有林の管理は,大正時代に当社の前身である九州水力電気株式会社が,水力発電の水源かん養目的で,原野と化していた九州の尾根地帯において山林育成を開始したことに始まります。 先達が長年守り育ててきた社有林は, 現在では,鬱蒼としたスギ・ヒノキの美林を形成するに至り,水源かん養といった国土保全のみならず,二酸化炭素の吸収や生物多様性など,多岐にわたる機能を有するものとなっています。 「森林管理認証」の取得は,当社の森林管理について外部審査を受けることで,当社環境活動の信頼性向上を図るとともに,当該社有林が持つ多様な機能や効果の継続的な維持・向上に繋がり,地域社会との共生にも寄与するものと考えています。 なお,当社の「森林管理認証」取得と同時に,グループ会社の九州林産株式会社が,当該社有林から産出された木材(認証材)を使用した林産物の加工流通を認証する「COC認証」( Chain - Of - Custody:管理の連鎖)を取得しています。 今後とも,平成13年度から地域の皆さまと共に取り組んでいる「九州ふるさとの森づくり」と併せ,九電グループ一体となって,九州の豊かな森づくりに努めていく所存です。
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以上 |
添付ファイル | (参考資料)九州電力社有林での「森林管理認証」取得について |
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