平成21年3月23日 九州電力株式会社 |
当社が開発・導入した「配電ケータイモバイルシステム」が、3月19日に開催された「MCPC award 2009」(主催:モバイルコンピューティング推進コンソーシアム)において高い評価を受け、グランプリ(大賞)及び総務大臣賞を受賞しました。 |
モバイルコンピューティング推進コンソーシアム(MCPC)は、1997年に発足したモバイルコンピューティングの普及促進団体です。
MCPC awardは、モバイルコンピューティングの導入により高度なシステムを構築し、顕著な成果を上げているユーザー企業や団体・自治体を表彰するもので、総務省及び経済産業省が後援しています。 7回目となる今回は、39事例の応募があり、3月19日に開催された最終審査の結果、当社の「配電ケータイモバイルシステム」がグランプリ(大賞)及び総務大臣賞を受賞し、MCPC会長の安田東京大学名誉教授と総務省の桜井総合通信基盤局長から表彰状と記念盾が授与されました。 配電ケータイモバイルは、GPS機能付携帯電話を利用し、お客さま申込み対応業務や停電復旧業務など、さまざまな現場業務を支援するシステムです。
(1)現在位置と作業状況を把握し現場到着時間を短縮
現場出動社員が配電ケータイモバイルを携行し、営業所において社員の位置と作業状況を一括把握できる。お客さまからの申込みがあると、社員の位置と作業状況から最適な社員を選定し、作業指示と申込み情報をケータイモバイルに送信する。これにより、現場到着時間を短縮し迅速なお客さま対応が可能となった。 (2)現場で必要情報を取得し的確かつ効率的に対応 現場でも作業に必要な地図や設備情報などを配電ケータイモバイルで取得することにより、的確かつ迅速な対応ができるようになった。さらに、対応結果を配電ケータイモバイルに入力することで、現場で業務を完結させることが可能となった。 (3)セキュリティ機能強化で情報漏洩を防止 ケータイモバイルを利用する際は、社員IDとパスワードでなりすまし利用を防止。また一定時間操作しないと再度パスワード入力が必要になる。さらに万が一の紛失等に備え、ケータイモバイル内のデータを遠隔消去する機能も有している。このようにセキュリティ機能を強化することで、情報漏洩リスクが大幅に低減した。 今回は、2つの受賞の他にモバイルテクノロジー賞も受賞いたしました。今回の受賞を励みに、今後ともお客さまサービス向上と業務の高度化・効率化を目指し、モバイルコンピューティングの可能性を追求してまいります。
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以上 |