プレスリリース

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プレスリリース
平成21年7月1日
九州電力株式会社

離島マイクログリッドシステムの設置及び実証試験の実施について

 当社は、「平成21年度経営計画の概要」において、当社管内の離島にマイクログリッドシステムを構築し、実証試験を行うこととしておりましたが、その具体的な計画がまとまりましたのでお知らせいたします。

1 実証試験の概要
    本土と連系していない離島の電力供給は、島内の内燃力発電(ディーゼル発電)を中心としていますが、エネルギーセキュリティ及び地球環境保全の観点から、再生可能エネルギーを利用したマイクログリッドシステムを構築し、電力系統の運用、制御面での課題や経済性の検証・評価に関する実証試験を実施します。
 このうち、本年度の事業は、経済産業省資源エネルギー庁の「離島独立型新エネルギー導入実証事業費補助金」を受けて実施します。
 なお、離島6島のうち、黒島に導入する蓄電池の一部には、従来から当社と三菱重工業株式会社で共同開発しているリチウムイオン電池を採用する予定です。
2 実施場所
 
鹿児島県鹿児島郡三島村 黒島、竹島
十島村 中之島、諏訪之瀬島、小宝島、宝島
※各島とも、設備設置場所は、当社内燃力発電所(既設)の敷地内又は近辺を予定。
3 実施期間
  平成21年7月~平成25年3月
4 設置予定の設備
 
実施場所 太陽光発電設備 風力発電設備 蓄電池設備
三島村 黒島 60kW 10kW 322kWh
竹島 7.5kW 33kWh
十島村 中之島 15kW 80kWh
諏訪之瀬島 10kW 80kWh
小宝島 7.5kW 80kWh
宝島 10kW 80kWh
※うち66kWhはリチウムイオン電池
5 実証試験の内容
 
(1) 太陽光発電出力の時間帯シフト(黒島)
昼間の太陽光発電出力の余剰分を、蓄電池に充電し、夜間に放電します。
(2) 太陽光発電の出力変動補償・平準化(6島)
天候等により変動する太陽光発電出力を、蓄電池で補償する制御を行います。
以上

添付ファイル PDFファイル (別紙)離島マイクログリッドシステムの設置及び実証試験の実施について (312KB)