平成23年11月1日 九州電力株式会社 |
今冬の電力需給見通しと節電へのご協力のお願いについて
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当社は、原子力発電所の運転停止が継続する状況の中、電力供給確保のための検討を進めてまいりましたが、今冬の電力需給はきわめて厳しい見通しとなります。
このため、今冬においては、今夏にお願いした「節電(省電)」を引き続きお願いするとともに、特に需給が厳しい期間・時間帯については、5%以上を目標に節電をお願いする次第です。 お客さまには、ご不便とご迷惑をお掛けし誠に申し訳ございませんが、今冬におきましても、節電へのご理解とご協力を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。 現在、玄海原子力発電所2・3・4号機、川内原子力発電所1・2号機が運転を停止しており、現在運転中の玄海原子力発電所1号機についても12月には定期検査で停止する予定です。これらの停止が継続した場合、今冬においては、すべての原子力発電所が停止することになります。 こうした状況を踏まえ、当社は、供給力不足による停電を回避するため、このたび、やむを得ず、今冬についても、広く節電をお客さまにお願いする次第です。 当社は、今後とも、電力の安定供給確保に向けて社員一丸となって最大限の努力を尽くしてまいりますので、お客さまには、ご不便とご迷惑をお掛けし誠に申し訳ございませんが、今冬におきましても、節電へのご理解とご協力を賜りますよう、重ねてお願い申し上げます。 |
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1 今冬の需給見通しと供給力対策について
(1) 今冬の需給見通し
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[厳冬であった昨年度並みの最大電力需要となった場合] |
12月 | 1月 | 2月 | 3月 | |
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最大電力 | 1,482 | 1,533 | 1,474 | 1,377 |
供給力(注) | 1,463 | 1,499 | 1,506 | 1,437 |
供給予備力 (供給予備率) |
19 (1.3%) |
34 (2.2%) |
32 (2.2%) |
60 (4.4%) |
(注) | 需要急増時の緊急的な供給力対策として以下の追加対策を実施 | |
・ | 揚水発電所の上池を最大限に活用した揚水発電供給力の増 | |
・ | 火力発電所の過負荷運転 |
(2)供給力対策の概要
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- 今冬は、電力需給がきわめて厳しくなる見通しであることから、お客さまには、以下の内容で節電へのご協力をお願いいたします。
【お願いの内容】
- 12月1日(木曜日)~3月30日(金曜日)の平日※においては、お客さまの生活や経済活動に支障のない範囲で節電をお願いします。
- 特に12月19日(月曜日)~2月3日(金曜日)の平日※の8時~21時については、さらに需給状況が厳しくなるため、5%以上を目標に節電へのご協力をお願いします。
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※年末年始(12月29日~1月4日)を除く
- なお、病院や鉄道など公共性の高いお客さまや産業用のお客さまにつきましては、機能維持や生産活動に支障のない範囲で節電をお願いします。
- 今冬においては、想定される最大電力に対し、12月と1月の予備率が1%未満となることから、安定供給に必要な予備力(5%程度※)を確保するため、「5%」以上の節電が必要となる見通しです。
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※当社火力機最大ユニット(70万kW)相当
- なお、仮に、厳冬であった昨年度並みの最大電力需要であったとしても、5%以上の需要抑制が見込めれば、電力の供給力不足は発生しない見通しです。
- 1日の中では、ピーク時間帯(8時~11時、17時~20時)を中心として、平日の8時~21時にご協力をお願いします。
- なお、上記の時間帯以外の「休日」「夜間帯」においても、需給バランスの改善に有効であるため、可能な範囲での節電をお願いします。
当社ホームページへの「でんき予報」の掲載 |
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緊急時の「節電ご協力お願いメール」の配信 |
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電力需給に関する情報の配信 |
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お客さまへの節電へのお願いと冬季における上手な電気の使い方等のお知らせ | [ご家庭向け]
[12月から実施]
[法人お客さま向け]
[11月から実施]
[その他]
[準備でき次第、順次実施]
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