プレスリリース

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平成28年3月3日
九州電力株式会社

豊前蓄電池変電所の運用開始について

 当社は、電力の安定供給を前提に、再生可能エネルギーを最大限受け入れるよう取り組んでおります。その一つとして、平成27年4月22日に国の「大容量蓄電システム需給バランス改善実証事業」を受託し、世界最大級の大容量蓄電システムを備えた豊前蓄電池変電所の新設工事を進めてまいりましたが、本日、運用を開始いたしましたのでお知らせします。

 今後は、実際に太陽光発電の出力に応じて蓄電池の充放電を行い、需給バランス改善に活用するとともに、大容量蓄電システムの効率的な運用方法の実証試験等を実施してまいります。

〔豊前蓄電池変電所概要〕

1 設置場所

豊前発電所構内(福岡県豊前市)〔設置面積:14,000平方メートル程度〕

2 設備概要

設備名称 機能・仕様
NAS電池(注) 出力:5万kW(容量:30万kWh)
パワーコンディショナー(PCS) 交直変換装置
連系用変圧器 6kVから66kVに昇圧(容量3万kVA×2台)

(注)ナトリウム・硫黄電池

(参考)大容量蓄電システム需給バランス改善実証事業概要

1 事業期間

平成27年度~平成28年度

  • 平成27年度:大容量蓄電システム設置工事、一部実証試験
  • 平成28年度:実証試験

2 実証試験内容

  • 需給バランス改善
  • 系統電圧制御
  • 周波数調整
  • 蓄電システムの効率的活用

以上