2022年度第３四半期（2022年４月１日～2022年12月31日）の業績が確定しましたのでお知らせします。詳細は、決算短信及び決算説明資料をご参照ください。

１　2022年度第３四半期決算概要

　当第３四半期の業績につきましては、燃料価格の上昇により燃料費調整の期ずれ影響の差損が前年同四半期に比べ拡大したことに加え、卸電力市場価格の上昇により購入電力料が増加したことや、原子力発電所の稼働減により燃料費が増加したことなどから、赤字となりました。
　収入面では、国内電気事業において、燃料価格の上昇に伴う燃料費調整の影響などにより小売販売収入が増加したことに加え、卸売販売収入が増加したことなどから、売上高は前年同四半期に比べ31.0％増の１兆5,675億円、経常収益は31.1％増の１兆5,841億円となりました。
　支出面では、国内電気事業において、燃料価格の上昇や原子力発電所の稼働減などにより燃料費が増加したことに加え、卸電力市場価格の上昇などにより購入電力料が増加したことなどから､経常費用は49.3％増の1兆7,147億円となりました。
　以上により、経常損益は1,305億円の損失、親会社株主に帰属する四半期純損益は有価証券売却益を特別利益に計上したことや独禁法関連損失引当金繰入額を特別損失に計上したことなどから、894億円の損失となりました。

連結

（億円、％）

	当第３四半期 （2022年４～12月）	前第３四半期 （2021年４～12月）	増減	増減率
経常収益 売上高[再掲]	15,841 15,675	12,081 11,967	3,760 3,707	31.1 31.0
経常費用	17,147	11,488	5,659	49.3
経常損益	1,305	593	1,898	－
特別利益	※１ 112	－	112	－
特別損失	※２ 27	※３ 39	12	30.6
親会社株主に帰属する 四半期純損益	894	359	1,253	－

※１ 有価証券売却益 ※２ 独禁法関連損失引当金繰入額 ※３ インバランス収支還元損失

（参考）主要諸元表

		当第３四半期 （2022年４～12月）	前第３四半期 （2021年４～12月）	増減
	小売販売電力量	564億kWh	578億kWh	14億kWh
	卸売販売電力量	144億kWh	131億kWh	13億kWh
	総販売電力量	708億kWh	708億kWh	－
原油CIF価格		108$/b	74$/b	34$/b
為替レート		136円/$	111円/$	25円/$
原子力[送電端] （設備利用率）		132億kWh （50.5％）	257億kWh （98.0％）	125億kWh （47.5％）

（注） 販売電力量は当社及び連結子会社（九州電力送配電株式会社、九電みらいエナジー株式会社）の合計値（内部取引消去後）

２　2022年度（2022年４月１日～2023年３月31日）業績予想

　2022年度の業績予想につきましては、未定としておりましたが、第３四半期決算実績及び至近の状況を踏まえ、一定の前提を置き業績予想を算定しましたので、公表いたします。

連結

（億円、％）

	2022年度	2021年度	増減	増減率
売上高	22,500	17,433	5,067	29.1
営業損益	900	486	1,386	－
経常損益	1,000	323	1,323	－
親会社株主に帰属する 当期純損益	750	68	818	－

（参考）主要諸元表

		2022年度	2021年度	増減
	小売販売電力量	767億kWh	794億kWh	27億kWh
	卸売販売電力量	192億kWh	178億kWh	14億kWh
	総販売電力量	959億kWh	973億kWh	14億kWh
原油CIF価格		103$/b	77$/b	26$/b
為替レート		135円/$	112円/$	23円/$
原子力[送電端] （設備利用率）		198億kWh （56.9％）	319億kWh （91.4％）	121億kWh （34.5％）

（注） 販売電力量は当社及び連結子会社（九州電力送配電株式会社、九電みらいエナジー株式会社）の合計値（内部取引消去後）

３　2022年度期末配当予想

　2022年度の期末配当予想につきましては、ロシア・ウクライナ情勢による燃料価格の動向や至近の急激な為替変動などの極めて不透明な状況が継続していることから、普通株式、A種優先株式とも未定としておりました。
　出来る限り配当できるよう努力してまいりましたが、当年度の業績予想等を踏まえ、誠に遺憾ではございますが、普通株式、A種優先株式ともに期末配当を見送らせていただきます。