三井住友海上火災保険株式会社
九州電力株式会社
自家用構内ケーブル診断「PDLOOK(パドルック)」と連携した保険商品「ケーブルあんしん補償保険」の提供を開始します
MS&ADインシュアランス グループの三井住友海上火災保険株式会社(代表取締役社長執行役員:舩曵真一郎)と九州電力株式会社(代表取締役社長執行役員:池辺和弘)は、電気設備の予防保全に関して協業しました。本協業を受け、三井住友海上は、九州電力の自家用構内ケーブル診断サービス「PDLOOK(パドルック)」の診断結果に基づき、ケーブル交換費用等を補償する保険「ケーブルあんしん補償保険」を本日から提供開始します。
1. 背景
従来、自家用構内ケーブル(特に、特別高圧ケーブル)を保有する事業者は、ケーブルの経年劣化に伴う停電事故や火災発生リスクがあるものの、点検に伴う操業停止や診断技術の課題等により、タイムリーに設備劣化を把握することが困難でした。
こうした状況を受け、九州電力は、2022年8月から、事業活動を止めずに遠隔でケーブル劣化傾向の監視、把握を可能とする「PDLOOK」のサービス提供を開始しました。
一方、劣化傾向を把握しても、ケーブル交換にかかる労力や費用が大きいことから、設備更新まで至らないケースも存在しています。そこで、「PDLOOK」に保険を組み合わせ、故障前にケーブル交換費用等をお支払いすることで自家用構内ケーブルの設備更新をさらに促進すべく、本保険商品の開発に至りました。
2. 保険商品概要
「PDLOOK」を契約するお客さまの遠隔診断結果に基づき、三井住友海上が故障前の不良ケーブル交換費用等の一部を保険金としてお支払いします。早期の設備更新を促し、停電・火災事故のリスクを低減します。
保険金お支払いのイメージ
3. 今後の展望
両社は、日本の産業の未来の安心・安全を支えるパートナー企業として、相互に理解を深めながら、設備保全分野における新たなソリューションの展開に努め、持続可能な社会の実現に貢献します。
ご参考:PDLOOK サービス概要
項目 | 内容 |
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サービス 概要 |
日本全国の特別高圧・高圧の自家用構内ケーブル(3㎸以上)が対象の 『特別高圧ケーブルに適用可能な無停電遠隔診断サービス』 |
サービス スキーム |
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サービス 特長 |
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ホーム ページ |
https://www.pdlookofficial.com/ |
問合せ先 | PDLOOK@kyuden.co.jp |
以上