プレスリリース

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2025年1月16日
九州電力株式会社

自家用ケーブル向け部分放電オンライン遠隔診断サービス「PDLOOK(パドルック)」が、第8回インフラメンテナンス大賞「特別賞(経済産業省)」を受賞しました
-日本国内のインフラメンテナンスに係る優れた技術開発として高評価-

 当社は、2022年8月から、特別高圧・高圧の自家用構内ケーブルを対象とした部分放電(注1)オンライン遠隔診断サービス「PDLOOK(パドルック)」(以下、本サービス)を提供しています。本サービスは、先進の診断技術(IoT・AI)を駆使したスマート保安(注2)を特長としており、全国の事業者さまに導入いただいています。この度、本サービスが、第8回インフラメンテナンス大賞(注3)の「特別賞(経済産業省)」を受賞しましたので、お知らせいたします。なお、九電グループとしての受賞は初めてです。

 今回の受賞は、オンライン遠隔常時監視の実現により、事業活動を継続したまま設備の健全性を確認できること、従来の診断方法と比較し簡便に適用可能で、診断コスト及び関連する作業工数を削減できること、IoT・AI活用により診断品質の安定化と効率化を図っていること等が評価されたものです。

 近年、自家用構内ケーブルの高経年化が進む一方、少子高齢化により設備保全に関わる人材が不足してきており、安定的で効率的な設備保全対策が社会課題となっています。
 当社は、今後も、本サービスを通じて、社会・産業インフラが抱える課題を解決し、九電グループのマテリアリティに掲げる「スマートで活力ある社会の共創」を進めてまいります。

(注1)絶縁材料内部の欠損や微小な空洞、異物などに電界が集中して起こる局所的な放電現象で、絶縁劣化につながる因子

(注2)IoT・AI等の新技術の活用により、産業保安の安全性・効率性を追求していく主体的で挑戦的な取組み(国のスマート保安官民協議会 基本方針より)

(注3)日本国内のインフラのメンテナンスに係る優れた取組や技術開発を表彰し、ベストプラクティスとして広く紹介することにより、日本のインフラメンテナンスに関わる事業者、団体、研究者等の取組を促進し、メンテナンス産業の活性化を図るもの

(注)「PDLOOK(パドルック)」の詳細は、以下ホームページを参照
https://www.pdlookofficial.com/別ウィンドウ

PDLOOK(パドルック)

以上