LGBTに関する取組み
九電グループは、性的指向やジェンダーアイデンティティを多様性の一つとして尊重し、従業員が安心して自分らしく働くことができる環境づくりに取り組んでいます。
人事労務制度の適用
同性パートナー及びその子を、社内制度上の「家族」とみなし、人事労務制度を適用しています(注)。
また、トランスジェンダーの従業員が自認する性に基づき就業できるよう、性同一性障害の治療に対する休暇適用や、通称名の使用を可能とするなどの支援を実施します。
(注)居住する自治体にパートナーシップ宣誓制度がない場合でも、当社独自の宣誓書の提出により適用可能
参考:同性パートナー及びその子が対象となる制度例
対象制度 | |
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服務関係 | 特別休暇(看護、介護、結婚、忌服、法要など)、病気積立休暇、育児・介護支援制度など |
休職関係 | 育児・介護休職、配偶者転勤同行休職など |
給与関係 | 世帯手当、住宅手当、旅費(転勤・単身赴任)など |
福祉関係 | 社宅、宿泊厚生施設、カフェテリアプランなど |
人事関係 | 通称使用など |
相談窓口の設置・継続的な理解浸透の取組み
社内外にLGBT相談窓口を設置し、当事者や職場の相談に応じる体制を整備しています。
また、全従業員を対象とした研修や、階層別研修(新任管理職研修、新入社員教育ほか)などにより、LGBTに関する理解浸透活動も継続的に実施します。さらに、LGBTやLGBT以外の多様な性、SOGIに関する基礎知識や、ハラスメント等の留意事項を記載したガイドラインを作成し、全社に公開していることに加え、社内放送なども活用しながら、一層の理解浸透を図っています。

LGBTガイドライン
その他の取組み等
九電グループ人権方針やコンプライアンス行動指針、サステナブル調達ガイドラインなどにおいて九電グループの姿勢を明確化し、公表しています。
コンプライアンス行動指針
従業員の更なるコンプライアンス意識向上・腐敗防止徹底のため、判断に迷った時の行動基準や、お客さまや株主・投資家等ステークホルダーとの関係における留意点等を記載した「コンプライアンス行動指針」において、性的指向・ジェンダーアイデンティティを多様性の一つとして尊重し、これらを理由とする差別・ハラスメントを禁止することを明確化しています。
九電グループ人権方針(人権尊重の取組み)
九電グループの事業活動に係る全てのステークホルダーの人権尊重に取り組むことを明確化しています。また、人権デュー・デリジェンスにおいて、性的指向・性自認などによる差別を「重要な人権リスク」の一つとして特定し、社内環境・制度の整備や教育・研修の実施などを通じて、人権への負の影響の防止・軽減に取り組んでいます。
サステナブル調達ガイドライン
お取引先の皆さまに遵守・ご協力いただきたい事項として公表している「サステナブル調達ガイドライン」において、性自認等による差別につながる可能性のある行為をしないことを、お願い事項の一つとして明確化しています。