九州手しごとの旅:津屋崎のモマ笛
左:山本真理子さん
右:安永真由さん
地元に根差し、育まれ、継承されてきた“手しごと”。
九州にあるさまざまな宝物を未来へつなぐために、体験する旅に出かけましょう。
江戸時代から250年 人々の生活に寄り添う津屋崎のシンボル
七代目の原田誠さん(右)と長男の翔平さん(左)
黒々とした目。ふっくらと丸みを帯びた体。ふくろうがモチーフの津屋崎人形・モマ笛の起源は、1770年代、江戸時代後期に遡ります。福津市在自でとれる良質な陶土で生活土器を製造したのが始まりで、その後土人形が作られるようになりました。
津屋崎に2軒ある工房のひとつ、筑前津屋崎人形巧房の七代目・原田さんご夫婦は、長男・翔平さんとともにモマ笛を作り続けています。「まずはたくさんの人に知ってもらいたい」と翔平さん。小・中学校で絵付け体験授業を開催するほか、商業施設や雑貨店、企業との共同制作にも取り組んでいます。
筑前津屋崎人形巧房
住所/福津市津屋崎3丁目14番3号
電話番号/0940-52-0419
営業/9時30分~18時30分
休み/第2・4水曜日
絵付け体験では自分の好きな絵柄を自由に描きます。
「モマ」は津屋崎の方言でふくろうの意味。
津屋崎千軒なごみ
住所/福津市津屋崎3丁目17番3号
電話番号/0940-52-2122
営業/9時~20時(絵付け体験受付は16時まで)
休み/火曜日
料金/
絵付け体験:1名900円
(注)当日受付可能ですが予約が確実です。
玄界灘と沖ノ島 神々の力に守られた福津・宗像の魅力
宗像大社
山地のふもとに広がる田畑、玄界灘から水揚げされる新鮮な魚介類。福岡県東部の宗像エリアは、豊かな自然にあふれています。今年7月には「『神宿る島』宗像・沖ノ島と関連遺産群」の世界文化遺産登録が決定し、「宗像」の地名は世界中に知られることとなりました。
津屋崎や旧唐津街道のある宗像市赤間には、古民家や昔の街並みが残り、古き良き日本の情緒が漂います。絵付け体験では愛らしいモマ笛にさらなる愛着が湧き、モマ笛の伝統を守り続けてきた地元の人々と心が通じるようでした。どこか懐かしくてほっとする。自然と調和した人々の暮らしを全身で感じ、満喫した一日でした。
勝屋酒造
江戸時代から8代続く地元・城山の自然の恵み
1790年創業の宗像大社神酒醸造元で、福岡県産の酒米と城山の伏流水を使用。「楢の露」と「沖ノ島」が代表銘柄。
勝屋酒造
住所/宗像市赤間4丁目1番10号
電話番号/0940-32-3010
営業/8時30分~17時 (注)不定休
(注)工場見学は事前の申込みが必要です。詳細はお問い合わせください。
terracotta(テラコッタ)
地元出身の店主が営む小さなパン屋さん
手ごねで作るバゲットやカレーパン、季節のフルーツデニッシュなど、常時50種以上がショーケースに並ぶ。
terracotta(テラコッタ)
住所/宗像市石丸1丁目7番28号
電話番号/0940-33-3053
営業/9時~19時(なくなり次第閉店)
休み/日曜日、第1・3月曜日
(注)2023年2月より下記に移転
住所/ 福岡県宗像市徳重2丁目7番7号
TEL /0940-33-3053
営業/10時〜18時
休み/月曜日、火曜日
普段着きものカフェ サダ子さん
和菓子でひと休み 着物で街を散歩しよう
和裁の講師だったサダ子さんの住居を利用した和風のカフェ。「手ぶらDE普段きもの体験」(1名3,000円・要予約)が人気。
普段着きものカフェ サダ子さん
住所/福津市津屋崎3丁目25番3号
電話番号/0940-52-0335
営業/10時~12時(着物体験)、12時~16時頃(カフェ)
休み/火曜日、日曜日
アクセス
宗像・津屋崎方面へは福岡市内から車で約60分。
福岡都市高速香椎東インターチェンジ、または九州自動車道古賀インターチェンジを降りて国道3号線を北九州方面へ。
宗像大社秋季大祭の「みあれ祭」へ行こう
「秋季大祭(みあれ祭)」
2017年10月1日(日曜日)~3日(火曜日)
宗像大社の秋季大祭では、10月1日(日曜日)に御神璽(ごしんじ)を乗せた「御座船」と、大漁旗を掲げた約100艘の船が海上をパレードする。
この情報は2017年 秋号掲載時点のものです
左:山本真理子さん
右:安永真由さん
地元に根差し、育まれ、継承されてきた“手しごと”。
九州にあるさまざまな宝物を未来へつなぐために、体験する旅に出かけましょう。
江戸時代から250年 人々の生活に寄り添う津屋崎のシンボル
七代目の原田誠さん(右)と長男の翔平さん(左)
黒々とした目。ふっくらと丸みを帯びた体。ふくろうがモチーフの津屋崎人形・モマ笛の起源は、1770年代、江戸時代後期に遡ります。福津市在自でとれる良質な陶土で生活土器を製造したのが始まりで、その後土人形が作られるようになりました。
津屋崎に2軒ある工房のひとつ、筑前津屋崎人形巧房の七代目・原田さんご夫婦は、長男・翔平さんとともにモマ笛を作り続けています。「まずはたくさんの人に知ってもらいたい」と翔平さん。小・中学校で絵付け体験授業を開催するほか、商業施設や雑貨店、企業との共同制作にも取り組んでいます。
筑前津屋崎人形巧房
住所/福津市津屋崎3丁目14番3号
電話番号/0940-52-0419
営業/9時30分~18時30分
休み/第2・4水曜日
絵付け体験では自分の好きな絵柄を自由に描きます。
「モマ」は津屋崎の方言でふくろうの意味。
津屋崎千軒なごみ
住所/福津市津屋崎3丁目17番3号
電話番号/0940-52-2122
営業/9時~20時(絵付け体験受付は16時まで)
休み/火曜日
料金/
絵付け体験:1名900円
(注)当日受付可能ですが予約が確実です。
玄界灘と沖ノ島 神々の力に守られた福津・宗像の魅力
宗像大社
山地のふもとに広がる田畑、玄界灘から水揚げされる新鮮な魚介類。福岡県東部の宗像エリアは、豊かな自然にあふれています。今年7月には「『神宿る島』宗像・沖ノ島と関連遺産群」の世界文化遺産登録が決定し、「宗像」の地名は世界中に知られることとなりました。
津屋崎や旧唐津街道のある宗像市赤間には、古民家や昔の街並みが残り、古き良き日本の情緒が漂います。絵付け体験では愛らしいモマ笛にさらなる愛着が湧き、モマ笛の伝統を守り続けてきた地元の人々と心が通じるようでした。どこか懐かしくてほっとする。自然と調和した人々の暮らしを全身で感じ、満喫した一日でした。
勝屋酒造
江戸時代から8代続く地元・城山の自然の恵み
1790年創業の宗像大社神酒醸造元で、福岡県産の酒米と城山の伏流水を使用。「楢の露」と「沖ノ島」が代表銘柄。
勝屋酒造
住所/宗像市赤間4丁目1番10号
電話番号/0940-32-3010
営業/8時30分~17時 (注)不定休
(注)工場見学は事前の申込みが必要です。詳細はお問い合わせください。
terracotta(テラコッタ)
地元出身の店主が営む小さなパン屋さん
手ごねで作るバゲットやカレーパン、季節のフルーツデニッシュなど、常時50種以上がショーケースに並ぶ。
terracotta(テラコッタ)
住所/宗像市石丸1丁目7番28号
電話番号/0940-33-3053
営業/9時~19時(なくなり次第閉店)
休み/日曜日、第1・3月曜日
※2023年2月より下記に移転
住所/福岡県宗像市徳重2丁目7番7号
電話番号/0940-33-3053
営業/10時~18時
休み/月曜日、火曜日
普段着きものカフェ サダ子さん
和菓子でひと休み 着物で街を散歩しよう
和裁の講師だったサダ子さんの住居を利用した和風のカフェ。「手ぶらDE普段きもの体験」(1名3,000円・要予約)が人気。
普段着きものカフェ サダ子さん
住所/福津市津屋崎3丁目25番3号
電話番号/0940-52-0335
営業/10時~12時(着物体験)、12時~16時頃(カフェ)
休み/火曜日、日曜日
アクセス
宗像・津屋崎方面へは福岡市内から車で約60分。
福岡都市高速香椎東インターチェンジ、または九州自動車道古賀インターチェンジを降りて国道3号線を北九州方面へ。
宗像大社秋季大祭の「みあれ祭」へ行こう
「秋季大祭(みあれ祭)」
2017年10月1日(日曜日)~3日(火曜日)
宗像大社の秋季大祭では、10月1日(日曜日)に御神璽(ごしんじ)を乗せた「御座船」と、大漁旗を掲げた約100艘の船が海上をパレードする。
この情報は2017年 秋号掲載時点のものです