企業情報

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社長メッセージ

平素は格別のご高配を賜り、厚くお礼申し上げます。

九電グループは、「ずっと先まで、明るくしたい。」をブランドメッセージとする「九電グループの思い」のもと、「低廉で良質なエネルギーをお客さまへ安定してお届けすることを通じて、お客さまの生活や経済活動を支える」ことを使命に事業活動を進めています。

当社グループの経営環境は、一般送配電事業等の分社化や小売競争の激化など電力システム改革の進展に加え、脱炭素の潮流や新型コロナウイルス感染拡大、デジタルトランスフォーメーション(DX)の加速など、社会構造も変容しており、大きな転換期にあります。
特に、国際情勢の緊迫化による燃料価格の高騰などを踏まえ、エネルギーの安定供給に対する社会的関心が一層高まるとともに、日本政府の「2050年カーボンニュートラル宣言」を契機とした脱炭素化への取組みの加速など、エネルギー事業者としての積極的な貢献が期待されています。

代表取締役 社長執行役員 池辺和弘の写真

こうした中、昨年、ESG(環境、社会、ガバナンス)諸課題に戦略的かつスピーディーに取り組むため、サステナビリティ推進体制及び方針の整備を行い、今年4月には、社会と当社グループのサステナビリティ実現に向けた経営上の重要課題「九電グループのマテリアリティ」を設定しました。

また、低・脱炭素のトップランナーとして日本の脱炭素をリードすべく、「九電グループカーボンニュートラルビジョン2050」及びその具体的行動計画を含む「アクションプラン」を策定し、「電源の低・脱炭素化」と「電化の推進」というエネルギー需給両面の取組みを進めています。
これらの取組みを通じて、自らの温室効果ガス排出量を上回る削減効果を社会全体で創出し、事業活動による排出量を実質マイナスにする「カーボンマイナス」を2050年よりできるだけ早期に実現してまいります。

当社グループは、今後とも変化する経営環境に対応し、地域・社会とともに持続的成長を果たしていくため、事業を通じて「社会価値」と「経済価値」を同時創出するサステナビリティ経営を一層推進し、「九電グループ経営ビジョン2030」の着実な実現を図り、お客さまから信頼され、選ばれ続ける企業グループを目指してまいります。

ステークホルダーの皆さまのご期待に応えるべく、グループ一丸となって邁進してまいりますので、引き続き、変わらぬご支援を賜りますようお願い申し上げます。

2022年6月
九州電力株式会社
代表取締役 社長執行役員 池辺和弘