平成22年8月19日 九州電力株式会社 国立大学法人 九州大学 財団法人 国際超電導産業技術研究センター 株式会社 フジクラ 昭和電線ケーブルシステム 株式会社 |
世界初のY(イットリウム)系超電導線材を用いた電力用超電導変圧器技術の開発
-短絡性能および変圧器巻線による限流機能を実証- -超電導変圧器の実用化と新たな機能拡大に向けて大きく前進- |
九州電力株式会社は、独立行政法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)から受託して進める「イットリウム系超電導電力機器技術開発」の国家プロジェクト(注1)において、九州大学、財団法人国際超電導産業技術研究センター、株式会社フジクラ及び昭和電線ケーブルシステム株式会社と共同で、世界で初めてY系超電導線材 (注2)を適用した超電導変圧器(注3)を開発しました。本変圧器にて短絡性能を実証するとともに、Y系超電導変圧器の新たな機能である限流機能(注4)についても世界で初めて実証しました。 変圧器は超電導線材を適用することにより小型で高効率になります。特に、Y系超電導線材は臨界電流が大きく、細線化による損失低減や将来の低コスト化も可能となることからY系超電導変圧器の早期実用化が期待されています。 <今回の成果>
今後は、同変圧器で低損失技術の実証を行い、2千kVA超電導変圧器システムの開発を経て、2万kVA級配電用超電導変圧器の早期実用化を目指します。
【共同研究の機関】
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以上
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