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薩摩川内市・丸武産業 番外編 甲冑クイズ(3)

2015年8月1日

こたえ D.大友宗麟

大友宗麟の甲冑の写真

写真協力:丸武産業(複製品)

▽人物紹介
大友宗麟(1530~1587年)は、豊後国(大分県)の戦国大名。1550年に父・義鑑らが暗殺される「大友二階崩れの変」が起こり、宗麟が後継者となります。

しかし、門司城の戦(豊前国)で安芸(広島)の戦国大名である毛利元就に敗れ、後継ぎを息子の義統に譲りました。1569年に、筑前国(福岡県)に侵攻してきた元就と再び対立し、打撃を受けた元就は安芸(広島)へと撤退。その後、豊後、豊前、筑後、筑前、肥後、肥前、日向、伊予半国の8つを領地にして強大な戦国大名となりました。

また宗麟は、布教のため渡来したスペインの宣教師フランシスコ・ザビエルと出会い、キリスト教の布教を支援するなどして、キリシタン大名とも言われていました。

▽兜の特長
大友宗麟の兜は、当時、長曽我部など西国の武将達に流行した椎実形兜(しいのみなりかぶと)です。半寄生の常緑高木である白檀(びゃくだん)に檜垣(ひがき)と言われる装飾金具がはめ込まれていて、甲冑の伝統を破ろうとする斬新さや西洋を意識したモダンな作りとなっています。

(協力:丸武産業)