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薩摩川内市・丸武産業 番外編 甲冑クイズ(5)

2015年8月29日

こたえ B.島津貴久

島津貴久の甲冑の写真

写真協力:丸武産業(複製品)

▽人物紹介
島津貴久(1514~1571年)は、薩摩の守護大名。父の忠良とともに「島津中興の祖」とされていましたが、島津勝久の養子として島津本家を継ぐことになります。

その後、薩摩・大隅・日向の三州統一に力を尽くし、島津家飛躍の土台を築こうとしました。しかし、そこに強敵である伊東義祐が現れ、大隅合戦と言われる20年以上にもわたる合戦が行われました。

貴久本人は三州統一を果たせなかったものの、息子たちによって義祐を日向から追い払い、島津家は念願の三州統一を果たしたのです。後に貴久は「島津の英主」として讃えられました。

▽兜の特長
島津貴久にゆかりある阿古陀形兜(あこだなりかぶと)。神々がまとう甲冑として、神仏に奉納するものとされています。兜の上部はくぼみがあり、すこし膨らみのある丸い形が、カボチャの仲間である阿古陀瓜に似ていることからその名が付けられました。島津貴久は、この甲冑を鹿児島神宮に奉納し、初午祭の起源となる祭りを催すなど、鹿児島神宮と親密な関係を築いたそうです。