薩摩川内市・丸武産業 番外編 甲冑クイズ(6)
2015年9月12日
こたえ D.豊臣秀吉

写真協力:丸武産業(複製品)
▽人物紹介
豊臣秀吉(1537~1598年)は百姓に生まれながら、織田信長に仕え、天下統一をした安土桃山時代の武将。信長の死後は、山崎の戦いで明智光秀を、翌年の賤ヶ岳の戦いで柴田勝家を倒し、人臣の最高位である関白の地位を確立。
武士と呼べない下級の出から、関白にまでのぼりつめた、日本史上最高の出世人です。その後は、四国や九州、関東、東北と支配を広めていき、ついに天下を統一します。
さらに、秀吉は国外も支配下に置こうと考え、朝鮮出兵(文禄・慶長の役)に向けて、加藤清正らに佐賀県唐津市に名護屋(佐賀)城を築城させ、全国の大名を集めました。そして朝鮮へ大軍を送りましたが、秀吉の死により日本軍は撤退したと言われています。
▽兜の特長
豊臣秀吉の兜は、馬藺後立付兜(ばりんうしろだてつきかぶと)。兜鉢の部分は、少し変わった形で、二十九本の馬藺(菖蒲の一種)をの葉を象ったものを後立てとしています。この兜は戦国時代を代表する代わり兜の一つとされていて、以後の戦国武将に大きく影響を与えました。
(協力:丸武産業)