夏休みの親子でわくわく自由研Q 2015(1)
2015年8月3日
‐かがやく星座盤をつくろう!‐
お子さまたちの待ちに待った夏休みがはじまりましたね!
このコーナーでは、親子で簡単に楽しめる、科学に関する工作をご紹介していきます。
近年、電話やインターネットには音や映像を光に変えて送る光ファイバーというものが使われています。
第1回目は、その 「光ファイバー」の原理を利用した、つり糸で星座盤を作る実験です。
ぜひ、お子さまと一緒にチャレンジしてみてください!
協力:電力中央研究所
今回は北斗七星の星座盤を作ります(写真右)
1.つり糸(10号以上) 2.発光ダイオード 3.画用紙 4.マーカー 5.発泡スチロールの板 6.台紙 7.接着剤(発泡スチロールを溶かさないタイプ) 8.黒のビニールテープ 9.ストロー 10.ハサミ 11.カッター 12.キリ 13.単3電池ケース(リード線の付いたもの) 14.単3電池


画用紙とマーカーで星座図を作る。 (今回は写真左の北斗七星を作ります)

星座図(画用紙とマーカーで作成)を発泡スチロールの板に貼りつけ、星座盤をつくる。

星の位置にキリで穴を開ける。

つり糸を星の数だけ切る。 (長さは10センチメートル程を目安にしましょう)

2で開けた穴につり糸を通し、接着剤で固定する。

穴に通したつり糸を同じ長さにそろえる。 (光が届くように、長さは10センチメートル以内を目安にしましょう)

台紙に発光ダイオードの足を通すための穴を開ける。 (穴の位置を整えるため、台紙裏に線を描いています)

穴に発光ダイオードの足を通す。

差しこんだ発光ダイオードの足を折ってリード線を巻きつける。 (発光ダイオードの足は長いほうがプラス極です)

ストローを5センチメートル程に切り、さらに写真のように縦に切れ目を入れる。

ストローに切れ目を入れたら、写真のように広げ、発光ダイオードにかぶせる。

ストローを固定し、光がもれないように、黒いビニールテープを貼る。

ストローの穴につり糸を差す。

電池を入れて、完成! 部屋の電気を消して、星空観賞を楽しみましょう!
この実験は、光の「全反射」という性質を利用しています。通常、光はまっすぐにしか進むことができませんが、図のようにつり糸の中を反射しながら伝わったため、星が光ります。この性質を利用したのが「光ファイバー」で、通信や医療の場面など、皆さんの生活に深くかかわっている技術です。