企業情報

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下村 義隆/中央給電指令所

中央給電指令所、下村 義隆、2008年入社 広島県出身 電気電子工学科専攻

電力の需要と供給のバランスを保つ

職場の様子

電力輸送本部にある中央給電指令所では、電力設備を総合的に運用する「需給運用」と「系統運用」の業務を担っています。 電気は一般商品とは違い蓄えることができないため、お客さまの電気の使用量(需要)と発電量(供給)を常に一致させる必要があります。仮に需要と供給のバランスが崩れた場合、周波数が変動し、最悪の場合、停電に至る恐れがあるため、24時間365日の体制で監視や発電量を調整しています。電気の使用量に合わせ、火力発電・水力発電・原子力発電など各発電の特徴を活かし、最も経済的になるようにコントロールしています。

導入が拡大する再生可能エネルギーに対応

私の所属している「再エネ運用グループ」では、太陽光や風力といった再生可能エネルギー(以下、再エネ)の出力の予測や出力制御に係る業務をおこなっています。九州では太陽光を中心に再エネ導入が増加しています。再エネは、天候や時間によって大きく変動するため、火力発電などを調整しバランスを保つ必要があります。私は気象予測データを元に、再エネの出力予測や予測精度の向上、これまでに前例の無い再エネの出力制御に対応した「再エネ運用システム」の開発などに取り組んでいます。

職場の様子

大きな責任とやりがいを感じられる職場

職場の様子

私は以前、送電線設備の保守・建設を行う送電部門に所属していたため、初めての経験となる当部署へ配属になった時は正直とても不安でした。初めての当直業務(三交替勤務)や聞いたことない専門用語など、業務に慣れるのに大変苦労しました。しかし、業務を経験する中で、お客さまへ電気を安定的に届けているという実感や、大きな責任を感じられるやりがいのある仕事だと気づきました。

一つ一つの仕事が電力の安定供給に繋がっている

送電部門では、猛暑や厳寒期であっても鉄塔を目指して山の中を歩いたり、重い機材を持ったまま鉄塔設備の修繕をおこなったり、厳しい条件下で送電設備が維持されていることを身をもって経験しました。現在の職場で、私自身が携わった設備が実際に使われていることに、自分の仕事が役立っていることを強く実感し、電力の安定供給に繋がっていることを、嬉しく思いました。

職場の様子

人との繋がりを大切にしていきたい

職場の様子

私は広島県出身ですが、学生時代に九州の人や風土の魅力に触れ、九州で働きたいと思うようなりました。大学では電気関係の勉強をしていたため、生活に必要不可欠な電気がどのような仕組みで、どんな人たちの努力によって24時間365日絶え間なく届けているのか興味を持ち、当社を志望しました。当社の魅力は人と人との繋がりが強いところだと思います。以前、お世話になった先輩から「ダイヤモンドはダイヤモンドでしか磨けない、人は人でしか磨けない」という言葉を聞きました。私も出会う人との繋がりを大切にし、人に磨かれ、私自身も周りに影響を与えられるよう、日々努力したいと思います。