自由研Q(4):まがる光の秘密!?「光のブーケ作り」
2014年8月16日
束ねた釣り糸の下から光を当てると…真っ直ぐ進むはずの光が、
どうして釣り糸に沿ってまがっているのでしょう?
ご家庭でも電気を消して、光のブーケを楽しんでみてくださいね。
- 釣り糸(20号くらいで透明なもの)/10~15m
- ビニールテープ(黒がよい)/1巻
- ペンライト/1本
- 瞬間接着剤/1本
- はさみ/1本
- ビニール袋(黒がよい)/10×15cm・1枚
- あつがみ/7×20cm・1枚


釣り糸を7cmの幅の厚紙に100回くらいまきつける。(まきつけた釣り糸をいっぺんに切ると15cmの釣り糸が100本できます。)

20cmくらいのビニールテープの右側から釣り糸をはりつけ、その釣り糸がはずれないよう接着剤をぬる。糸をはるときに、ビニールテープの左側を4~5cm残す。

右のはしからまいていく。すき間ができないように、きっちりまくこと。左はしにテープが残った部分があるので、その部分までまき、しっかり固定する。

次に、さらにビニールテープで釣り糸をまきます。釣り糸にたいして、少しななめにテープをまいていき、4~5cmくらいの茎(クキ)の部分をつくる。

ビニール袋(15×10cmくらい)で土台をつくり、ペンライトピッタリの大きさに丸めてテープで止め、ふくろを作る。 ペンライトを差し込み、ビニールテープでふくろを固定すると完成。

ペンライトのスイッチをいれると、 きれいな光のブーケができあがります。
このブーケは、光の反射「全反射」という性質を利用して作っています。透明な水やガラスなどに光を当てると、境界面で光の屈折が起こります。
このとき光を当てる角度によっては、光が透明な物体を通り抜けることなく、物体内で反射と屈折を繰り返します。全ての光が、物体内で反射と屈折を繰り返すことを「全反射」といいます。