家庭用電気温水器・系統用蓄電池を対象としたデマンドレスポンス実証を開始します-再エネの更なる活用に向けた配電系統の設備容量超過回避の検証-
九州電力送配電株式会社
-再エネの更なる活用に向けた配電系統の設備容量超過回避の検証-
当社は、2050年のカーボンニュートラル実現を目指し、太陽光発電などの再生可能エネルギー(以下、「再エネ」)の更なる活用に向け、配電系統へ連系している家庭用電気温水器及び系統用蓄電池を対象としたデマンドレスポンス(注1)(以下、DR)実証を、2026年4月から実施します。
具体的には、再エネの発電量が豊富な昼間帯に、当社が、お客さまのスマートメーターを遠隔制御することで、家庭用電気温水器の湯沸し時間を夜間から昼間へタイムシフトしていただきます。また、系統用蓄電池については、当社から蓄電池を管理しているアグリゲーター(注2)へ制御を依頼し、昼間に充電をしていただきます。なお、対象となるお客さまは、当社が選定をした後、2025年7月から順次ダイレクトメール等で個別にご依頼する予定です。
DRの活用方法に応じて、配電系統の設備容量超過回避による設備投資抑制や、再エネの出力制御量の低減が期待できます。
当社は今後も、カーボンニュートラルの実現に向けて、再エネの更なる活用に取り組んでまいります。
(注1)電気を使う時間帯や量を制御することで、時間帯ごとの電気の使用パターンを変化させること。
(注2)お客さまが使用する電気や発電事業者が発電した電気をまとめて管理し、電気の使いすぎや不足が起きないように調整する役割を担う会社やサービス。
以上