スマートメーターの九州全域での設置開始に伴う配線方法等の変更点について
スマートメーターの種類
スマートメーターの「相線・電圧・容量」および「通信方式」は以下のとおりです。
相線・電圧・計器容量
2016年3月から導入を開始するスマートメーターの相線・電圧・容量は、下表のとおりです。
相線 | 電圧 | 計器容量 | 【参考】 | ||||||
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契約容量(上限) | 適用電線サイズ | 電流制限機能(1) | 双方向計量機能(2) | TS機能(3) | CT箱付(4) | CTブロック(5) | |||
単相2線式 | 100V | 30A | 3kVA | 1.6mm~14mm2 | ○ | ||||
120A | 12kVA | 2.6mm~60mm2 | |||||||
200A | 20kVA | 38mm2~200mm2 | ○ | ||||||
300A | 30kVA | 38mm2~200mm2 | ○ | ||||||
200V | 30A | 6kVA | 1.6mm~14mm2 | ○ | |||||
120A | 24kVA | 2.6mm~60mm2 | ○ | ||||||
200A | 40kVA | 38mm2~200mm2 | ○ | ||||||
300A | 60kVA | 38mm2~200mm2 | ○ | ||||||
単相3線式 | 100V | 60A | 11kVA | 1.6mm~22mm2 | ○ | ○ | ○ | ||
120A | 22kVA | 2.6mm~60mm2 | ○ | ○ | ○ | ||||
300A | 54kVA | 38mm2~200mm2 | ○ | ○ | |||||
三相3線式 | 200V | 60A | 21kW | 1.6mm2~22mm2 | ○ | ||||
120A | 41kW | 2.6mm~60mm2 | ○ | ||||||
300A | 100kW | 38mm2~200mm2 | ○ | ○ |
- 電流制限の設定が可能なスマートメーター
- 双方向計量が可能なスマートメーター
- タイムスイッチ(TS)の設定が可能なスマートメーター
- 低圧計器用変流器(従来の箱付のCT)付メーター
- 端子ブロック形計器用低圧変流器(以下、CTブロックといいいます)付メーター(CTブロックの詳細は別紙1を参照ください)
通信方式
スマートメーターの通信方式および選定基準は下表のとおりです。
(1)「スマートメーター」~「九州電力送配電システム」間(Aルート)の通信方式(注1)
通信方式 | 選定基準 |
---|---|
1:N方式(注2) | 通信事業者のサービスエリア内 |
PLC方式(注3) | 通信事業者のサービスエリア内であって、無線電波が届かない超高層マンションなど |
現地無線方式(注4) | 通信事業者のサービスエリア外 |
(2)「スマートメーター」~「エネルギー管理を行う宅内機器」間(Bルート)の通信方式
通信方式 | 選定基準 |
---|---|
920MHz帯無線方式 | 920MHz帯無線方式を原則とします。 ただし、920MHz帯無線方式の適用が困難な場合はPLC方式とします。 |
PLC方式(注3) |
- (注1)スマートメーター毎の通信方式は、九州電力送配電にて選定
- (注2)携帯電話等通信事業者が提供するネットワーク(移動体通信網など)を利用した通信方式
- (注3)電力線を利用してデータを伝送する方法
- (注4)検針員等が持参する端末装置と通信し、データを伝送する方式
スマートメーターの機能及び配線方法の変更について
スマートメーターの主な機能及び配線方法の変更については、以下のとおりです。
配線方法等の詳細は、別紙4を参照ください。
- 電流制限機能(電流制限動作は別紙2を参照ください)
スマートメーターの電流制限機能は、スマートメーターでご契約容量を設定でき、ご契約容量よりも大きい電気をご使用された場合、スマートメーターで電気の供給を停止いたします。このため、新築等により新たにスマートメーターでご契約容量を設定されるお客さまにつきましては、電流制限器の設置が不要となります。
(別紙2)スマートメーターの電流制限動作(40KB) - 双方向計量機能 (指針値等の見方は別紙3を参照ください)
スマートメーターの双方向計量機能は、小売電気事業者からお客さまへの供給電力量(順潮流)と、お客さまから小売電気事業者が購入する電力量(逆潮流)を1台の計器で計測することができます。このため、受給用計量器の設置が不要となります。
なお、受給用計量器の取付費用は、原則、無償となります(単相2線式は対象外)
(別紙3)双方向計量機能を有するスマートメーターの指針値等の見方(100KB) - タイムスイッチ機能
従来のタイムスイッチでおこなっていた電気の「入」・「切」を、スマートメーターの開閉ユニットで「入」・「切」動作を行います。
このため、タイムスイッチの設置が不要となります。
端子ブロック形低圧計器用変流器の導入及び配線方法の変更
低圧計器用変流器(以下CT箱付といいます)の代わりに端子ブロック形低圧計器用変流器を導入します。このため、CT箱付の設置スペースが不要となります。
引込口配線のCTへの接続が横方向から下部方向へ変更になります。(単独200A計器と同じ)
配線方法等の詳細は、別紙4をご参照ください。
(別紙4)低圧スマートメーター導入に伴う配線方法の変更について(100KB)
その他(スマートメーターの設置に関するお願い)
計器の前面等に障害物があると、スマートメーターの設置や、その後の検定有効期間満了時の取替等、作業が困難になりますので、設置場所については、作業スペースを確保いただけますよう、ご協力をお願いします。
スマートメーターの寸法等については、別紙5を参照ください。
(別紙5)スマートメーターの寸法(204KB)
(参考)写真でみる計器作業困難箇所(68KB)