廃止措置への取組み
廃止措置とは
「廃止措置」とは、運転を終了した原子力発電所から使用済燃料を取り出し、全ての施設を解体撤去することをいいます。
廃止措置までの大まかな流れ
①「洗う」・・・機械内部等の放射性物質を除去します
- 機械内部等に残っている放射性物質を、化学薬品で洗います
- 使用済燃料などは、再処理工場などに搬出します
②「待つ」・・・安全に貯蔵します
- 安全貯蔵の期間を設け、放射能レベルが低くなる(減衰する)のを待ちます
- 汚染の少ない機器や汚染のないタービン設備などは、適宜、解体撤去を進めます
③「解体する」・・・施設を解体・撤去します
- 建屋の解体前に内部の機器を撤去し、その後、建屋の解体撤去を行います
- 廃棄物は、放射能レベルにより区分し、それぞれ 適切に処理・処分します
④跡地の利用
- 跡地は、法的な手続きを経て、安全性が確認されれば、様々な用途に活用できます