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現在の業務内容をお聞かせください。

現在は配電制御グループに所属し、電気の流れをコントロールする系統監視、系統操作の業務をおこなっています。
例えば委託工事会社さまが配電の工事をするときに、安全に作業ができるよう工事に必要な停電箇所の選定や作業手順書の作成をしたり、実際に配電設備を事業所の指令室から遠隔操作したりします。

また日々の工事計画管理に加え、再生可能エネルギー関連の業務を担っています。お客さまの設備の確認と同時に、当社設備が容量などの条件を満たしているか技術計算をして、再エネ発電事業者さまが配電線に連系できるかどうかの審査を行います。

現在の仕事のやりがい、面白いところをお聞かせください。

配電作業や系統操作での誤りは、命に関わる重大な事故につながります。作成した手順書で、予定通りに作業が進められ、何事もなく、安全に作業が終わったときに良かったという安堵感とともに、達成感があります。
また再エネ審査業務では、再生可能エネルギーの普及を支えるという点で、社会に貢献している手応えを感じられるのも、この仕事の魅力です。

働く場として、九州電力送配電を選んだきっかけは何ですか。

当社のミッションは、九州のお客さまに電気を安定して届けることです。電気は社会で生活するすべての人が利用するものであり、「九州にお住いのすべての方がお客さま」であるという点に強い魅力を感じ、当社を志望しました。

実際に勤務して、自分の仕事が九州で暮らす誰にでも影響するという責任感とやりがいがあります。
停電対応の際は、「電気がついてよかった。やっぱり電気がないと大変ね。来てくれてありがとう。」という声を何度もいただきました。また医療ケアとして電気で動かす空気呼吸器が必要なかたもいらっしゃいます。そのような命に関わる現場では、お客さまから「すぐに電気が欲しい」との声をいただくこともありました。
ほかにも、データセンターのような情報通信のインフラにも電気が必要で、インフラを支えるインフラでもあると思います。電気が生活に欠かせないものであることは、当社でさまざまな経験を積む中でより深く感じています。

ライフステージの変化に際して、社内制度や職場の雰囲気に助けられたことはありますか。

産前産後の休暇および育児休職(各1年半)を3回利用しました。
職場に復帰してからは、時差出勤や時間短縮勤務制度を利用しています。現在は1時間の時間短縮勤務ですが、子どもの成長や、その時の自分や家族のスタイルに合わせて、勤務時間も柔軟に変えられるのがいいですね。時差出勤を使えば、朝は夫が子どもを保育園へ送り、夕方は私が早く帰ってお迎え、とフルタイムで働きながらも家族で育児と家事を分担しやすいです。

職場の雰囲気も変わってきたと感じます。男性の同僚たちも、時差出勤を活用して子どものお世話(習い事の送迎など)をしたり、看護時間休暇を活用して病院への付き添いをしたりする人もいます。
10年前に第1子を出産した頃は、子どもが体調を崩して早く帰るときに「(女性は)大変だね」と言われることが多かったのですが、最近は別に女性だから大変という雰囲気ではないなと感じます。今は男性も女性も、皆がお互いに同じ目線で、共感を持ちながらみんなが働きやすい職場を考えています。会社も男性社員の育休取得推進や、看護休暇等制度の見直しを実施しており、会社全体として社会の情勢に応じて変わってきていると思います。

これまでにやりがいを感じた仕事、面白かった業務をお聞かせください。

設計業務に携わった時には、毎日のように現場調査に出ていました。具体的に、電柱を建てる位置、電線のサイズやルート、その他必要な設備を調査に基づいて設計します。対象が新しい分譲地だと、最初は更地の状態のところに電柱を立てて、電線を張ります。
その後、家が建つのを見ると「ああ、家が建ったんだ」ってしみじみ思います。しばらくして、窓にカーテンが付いて車が停まって、生活の気配が感じられるようになると、その家にお住いのかたのために自分が設備を作れたんだな、と胸に迫るものがありますね。

今後のご自身の夢や目標を教えてください。

お客さまに最も近い配電部門の一員として自分の持ち場で今後も役に立ちたいという思いがあります。
近年の災害対応においては、進路や規模を予想できる台風に比べて、急な豪雨の方が対応が難しいと感じます。予想ができなかったり、あるいは予想をはるかに超える雨量だったり、備えができない分、突発的な事象に自分がどう動けるか、というところが大事だと思っています。
そういった時に、配電の技術者として自分の力を発揮できるよう、日頃からスキルを高めていきたいです。

私たちは「お客さまに安定した電気を届ける」ことを使命としています。
特に配電部門は、「停電させないぞ」という意識を強く持っています。
停電させないことはもちろん、高品質な電気を届けること、それに向かって職場が一体感やチームワークをもって取り組めるのは、当社ならではの魅力だと感じています。

1日のスケジュール

キャリアステップ