
現在の業務内容をお聞かせください。
私が所属しているグループは、長年使用されてきた配電業務システムを刷新するシステム再構築プロジェクトに携わっています。
このプロジェクトは、ホスト計算機で稼働するシステムをサーバシステムに再構築するもので、配電部門の主要業務である設備設計で使用するシステムを含んでおり過去に例のない大規模なものです。
プロジェクトでは、業務を効率的に運用するために必要となるシステム機能や画面等に関する要件定義を担当しています。私自身がこれまでに経験してきた業務で培った知識を活かしつつ、業務の関連部署やシステムを開発するメーカーの方がたと連携を図り、業務そのものの見直しや改善も含めて検討を進めているため、非常にやりがいのある業務です。

働く場として、九州電力送配電を選んだきっかけは何ですか。
大学では電気工学を専攻しており、将来は電気に関わる仕事を通じて、社会に欠かせないインフラに携わりたいという想いがありました。
また、就職活動を進める中で、勤務体系や休暇制度など、ライフステージが変化しても柔軟に働き続けられる制度があるかどうかも判断ポイントでした。
就職活動時の会社説明会では、現役の先輩社員とお話しする機会もあり、さまざまな勤務体系や休暇制度などについて生の声を直接聞いて、柔軟に働くことができる会社だなと感じたのもきっかけのひとつです。
九州電力送配電は、入社前のイメージ通りの職場でしたか。
就職活動中に会社のホームページで業務内容を確認し、説明会では先輩方の話を聞く機会がありましたが、配電部門が電気設備の建設、運転、保全、管理といった現場作業から机上業務まで、これほど多岐にわたる業務があることを想像していませんでした。
そのため入社してから、さまざまな業務に触れる機会を通じて、自分自身の得意分野や興味のある仕事を模索できるのは、当社の魅力のひとつかなと思います。

これまでにやりがいを感じた仕事をお聞かせください。
一つめは、配電事業所在籍時に経験した電力系統運用業務です。
電柱や電線の新設・取替など、電気設備の建設工事を行う際には、委託先の工事業者の方がたが安心・安全に作業に従事できるよう、電力系統の操作を確実に行う必要があります。系統操作を行うことでお客さまの電気を止めることなく安全に工事を進めることができるのですが、一方で、私の判断ひとつで停電やヒューマンエラーなどの大きな影響を及ぼす可能性があります。そのため、緊張感を持って業務を行い、無事にその日の作業が完了した時には大きなやりがいを感じました。「安全第一」で工事が終わることが一番大切だと実感しています。
二つめは台風に伴う停電復旧対応ですね。熊本支社勤務の時も台風に見舞われ、広範囲にわたり停電が発生しました。
停電の復旧状況などを適宜確認し、復旧要員に不足があれば応援派遣するといった調整を担当しました。支社全体の状況を把握しながら、どこを優先的に復旧するかを考えるのは大変でしたが、最後に全ての送電が確認されたと連絡を受けた時には電力の安定供給という使命を果たした達成感と安堵感でいっぱいで、その思いを職場のみんなで分かち合えたことは忘れることができません。

どのような職場の雰囲気ですか。
今の部署は発足して一年弱ですが、システム再構築に向けてとても前向きな職場だと思います。不明なところや、理解できないことがあれば「すぐに共有してみんなで考えよう」という方針で、意見を出しあいながら最適な方法をみんなで模索しています。意見もすごく言いやすいですね。一体感もありますし、温かくて刺激がある職場だと思っています。
また、同僚とは定期的に集まって意見交換し、業務の中だけでなく、プライベートでもよく集まるなど、気軽に話せる関係です。
当社の業務は多岐にわたるので、自分がまだ経験したことのない業務について、社員同士の横のネットワークを通じて多くの有益な情報を得られるのも大きな支えになっています。

仕事とプライベートの両立の点ではいかがですか。
趣味を楽しみながら、仕事にも集中できており、生活全体のバランスが取れていると感じます。勤務スタイルとしてはフレックス制度もあって、業務の状況に応じて柔軟に活用できるのがいいなと思います。また、テレワーク制度も充実しており、通勤時間の短縮や短期集中できる環境づくりにもつながっています。こうした制度のおかげで、仕事とプライベートの両方を大切にしながら、無理なく働き続けられると感じています。
今後のご自身の夢や目標を教えてください。
現在はシステム再構築プロジェクトに携わっており、まずはシステム運用開始という大きな節目を無事に迎えることが目標です。そして、期限を守るだけではなく、現場で将来にわたり安心して使っていただける高品質なシステムを作ることも目標です。
個人としては、これからも新しいことに挑戦し、前向きに学び続ける姿勢を大切にしていきたいですね。
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