地域連携に関する協定の締結について

　九州電力株式会社福岡支店（以下：九州電力）と九州産業大学はこのたび、地域社会の発展のため防災・観光・まちづくりなどの各分野において連携して取り組むことに合意し、本日「地域連携に関する協定」を締結しました。
　九州産業大学が地域振興について企業と協定を結ぶのは今回が初めてです。

　本協定は、地域の防災計画の策定および訓練や、観光プランの策定、地場観光サービスの充実、ホームページ制作をはじめとする地域づくり活動などの分野において、両者が連携して自治体と協働し、地域の発展を応援するものであり、学生がこの連携活動に参加することにより、協働を通じて地域づくり人材の育成を図るものです。

　本協定における最初のプロジェクトとして、九州電力が朝倉市と締結した「復興まちづくりに関する包括連携協定」に基づく活動に、九州産業大学の防災、観光・地域づくりなどの研究者の知見を活用することにより、実効性の高い復興まちづくりを推進する予定です。

　九州電力は、これまでも朝倉市のほか多くの自治体において地域の課題解決やまちづくりに積極的に取り組んでいます。 また、九州産業大学も自治体との協定のほか、県内20の市町村において学生・教員がプロジェクト活動を展開し、地域活性化を支援しています。（詳細は別紙をご覧ください。）

　このたびの協定は、両者のこれらの活動に双方の知識や技術、経験などを相互に活用するものであり、互いに協力することにより、これまで以上の地域貢献ができると判断し締結にいたりました。
　九州電力は、まちづくり活動において、同社が持たない大学の知見や研究成果をはじめ、学生が持つ若い感性の自由な発想力などを取り入れることができるとともに、九州産業大学はインフラを担う九州電力ならではの地域・自治体との繋がりと技術・経験を地域貢献活動の拡大・充実に活用するほか、学生に対し九州電力との連携プロジェクトを通じて生きた地域づくりの体験の場を提供することができます。

　九州電力と九州産業大学は今後とも連携を深め、協力して地域社会の発展に貢献していきます。