サステナビリティ

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環境負荷低減に資する研究・開発

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海域環境修復の実用化研究

 海藻の群落である藻場には、魚貝類を育む機能、CO2を固定する機能及び水質を浄化する機能があることが知られています。しかしながら、地球温暖化を始めとした様々な理由で、藻場が減少する「磯焼け現象」が問題となっています。
 当社は、魚貝類のすみかや水質浄化などの重要な役割を果たす藻場の造成を通して、減少した藻場の修復に関する研究を2001年度から2011年度まで行いました。
 その結果、造成した藻場で海藻が順調に生育し、周囲へも拡大して、魚貝類が集まり生息していることが確認できました。
 本研究で海藻の苗床として開発した中間育成プレートは、循環型社会形成に寄与することを目的に当社の火力発電所から発生する石炭灰を利用しています。この育成プレートは、九州地域環境・リサイクル産業交流プラザ(K-RIP)から、"環境に配慮した性能を保有し、自然再生事業に適合する製品"として環境性能検証済証を付与されました。

造成した藻場の状況の写真   イカの卵の写真

造成した藻場の状況

 

造成した藻場に産み
付けられたイカの卵


 
 

中間育成状況
(海藻の苗床)

中間育成プレート