サステナビリティ

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2013年度 第3回「2012年7月九州北部豪雨災害」の被災地における復旧ボランティア活動

2014年2月8日

 2012年7月に発生した九州北部豪雨から1年半以上が経過し、被災地では復旧作業が進められていますが、地域によっては完全復旧にまだ時間を要する状況にあります。
 当社では、こうした状況を踏まえ、2013年9月、10月に引き続き、今年度3回目の災害復旧ボランティア活動を実施しましたので、ご報告します。

 九州電力及び九州電力グループ社員とその家族20名は、2月8日(土曜日)に福岡県八女市黒木町笠原地区において、九州北部豪雨災害復旧ボランティア活動を実施しました。

 9月7日(土曜日)及び10月26日(土曜日)に実施したボランティア活動に引き続き、今回のボランティア活動も、災害からの復旧に取り組む地元ボランティア団体「山村塾」との協働で実施し、山村塾スタッフ6名及び山村塾からの呼びかけに応じて参加された一般のボランティアの方々4名とともに活動を行いました。

 当日は、明け方まで雨が降り続き、活動の実施が危ぶまれましたが、開始時には、時折晴れ間も広がるまでに天候が回復し、予定通り活動を実施することができました。

 参加者は2班に分かれ、1班は棚田での米作り再開のため、崩れた棚田の石積み復旧作業や棚田に流入した泥の除去作業を行いました。棚田の石積みは、コンクリートを用いず大小の石のみで作り上げる昔ながらの工法で積み上げたものであり、参加者は、崩れた石積みの石などを用いて石積みを復旧するとともに、田んぼに流入した泥の除去作業に汗を流しました。もう1班は、特産品である茶の栽培再開のため、豪雨災害で被災し枯死した茶株の撤去及び片付け作業に従事しました。
 参加者からは「石運びや泥の撤去作業など力仕事が中心であり、思ったよりも大変だったが達成感があり、やりがいを感じた」などの声が聞かれました。また、棚田のオーナーご夫婦からは「ありがとう」との労いの言葉をいただくとともに、山村塾関係者からも棚田の石積みや茶畑の復旧に対する感謝の言葉をいただきました。

 今年度3回実施した九州北部豪雨災害復旧ボランティア活動は、当社を含め17社から延べ82名が参加しました。平成26年度についても、NPOや地元団体など地域の皆さまとの協働によるボランティア活動を、引き続きグループ大で実施してまいります。

オリエンテーションの様子
オリエンテーションの様子

棚田に流入した泥の除去作業
棚田に流入した泥の除去作業

棚田の石積み復旧作業
棚田の石積み復旧作業

茶園の片付け(茶株の除去・焼却作業)

茶園の片付け(茶株の除去・焼却作業)

茶園の片付け(茶株の除去・焼却作業)

参加者集合写真
参加者集合写真