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2023年10月17日
九州電力株式会社 福岡支店

福岡市水道局との「ドローンを活用した水源かん養林保全点検の本格実施」
-ドローンの技術・知見を活かし自然災害拡大防止に貢献-

 福岡市水道局と九州電力株式会社福岡支店は、10月から、ドローンを活用した水源かん養林保全点検を本格実施しますのでお知らせします。

 福岡市水道局は、所有する市内の3つのダム(曲渕、背振、長谷)周辺に、合計566haの水源かん養林を所有し、計画的に間伐や植樹などの整備を行っています。また、踏査による点検等を実施することで、立ち枯れ樹木などを早期に発見し、倒木事故の未然防止に努めています。これらの作業において、対象箇所が広範囲に及ぶため多くの時間と労力を要することや、斜面や足場の悪い箇所が多く危険を伴うことなどが課題となっていました。

 九州電力はこうした課題に対し、これまでに培ってきたドローンサービスの技術・知見を活かし、ドローンに搭載したマルチスペクトルカメラ(注)で水源かん養林を撮影し、その解析を行うことで、立ち枯れしている樹木を検出する共同研究を2022年から開始し、倒木のおそれのある枯損木の検出が可能なことを確認してまいりました。立ち枯れ樹木の早期発見、倒木事故の未然防止に効果が認められたことから、この度10月より本格実施することといたしました。

 九州電力は、本格実施を通じてドローンを活用した防災、減災への取組みを推進し、これからも安全で安心して暮らせる街づくりに貢献してまいります。

(注)光の状態をセンシングできるカメラ。植物が光合成をおこなった後の反射光を観測することで植物の状態を把握することができる