発電所などの設備の運用にあたっては,大気汚染・水質汚濁・騒音などの防止対策を行うとともに,関係自治体と環境保全協定を締結するなど,地域環境との共生に取り組んでいます。 |
【大気保全対策】 |
火力発電所から排出するばい煙については,世界最高水準の技術による対策を実施しています。
1999年度の火力発電電力量当たりの排出量を示す硫黄酸化物(SOx)排出原単位は0.30g/kWh,窒素酸化物(NOx)排出原単位は0.23g/kWhと国際的にもトップクラスにあります。
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硫黄酸化物(SOx)削減対策 |
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低硫黄重原油の使用・排煙脱硫装置の設置 |
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硫黄酸化物を発生しないLNGの使用推進 |
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窒素酸化物(NOx)削減対策 |
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燃焼方法の改善
二段燃焼方式の採用
排ガス混合燃焼方式の採用
低NOxバーナ・燃焼器の採用 |
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排煙脱硝装置の設置 |
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ばいじん削減対策 |
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高性能集じん装置の設置 |
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ばいじんを発生しないLNGの使用推進 |
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●九州電力のSOx,NOx排出原単位(火力発電電力量当たり) |
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●世界各国のSOx,NOx排出原単位(火力発電電力量当たり) |
出所:環境とエネルギー(電気事業連合会)
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【水質保全対策】 |
すべての火力・原子力発電所に排水処理装置を設置し,排水の集中処理を行っています。
また,火力・原子力発電所での冷却水(海水)の取放水にあたっては,深層取水方式の採用により放水温度と放水口付近の海水との温度差を少なくするなどの対策を図っています。 |
【騒音防止対策】 |
大きな騒音を発生する機器については,低騒音型機器,消音器,防音壁の採用や屋内への設置などにより騒音防止を図っています。 |
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