プレスリリース

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2024年3月28日
九州電力株式会社
日本郵船株式会社
伊藤忠エネクス株式会社
西部ガス株式会社
KEYS Bunkering West Japan株式会社

LNGバンカリング船「KEYS Azalea」が竣工しました
-日本初、九州・瀬戸内地域でのLNG燃料供給、デュアルフューエルエンジン搭載船-

 九州電力株式会社、日本郵船株式会社、伊藤忠エネクス株式会社及び西部ガス株式会社が設立した合弁会社KEYS Bunkering West Japan株式会社(以下、「KEYS」(注1))は、九州・瀬戸内地域で初めての稼働となるLNGバンカリング船(注2)の建造を進めてきました。(2022年3月29日2023年7月12日お知らせ済み)

 LNGバンカリング船「KEYS Azalea(キーズ アザレア)」が竣工し、本日、入魂・引渡式を三菱造船株式会社大和町工場(山口県下関市東大和町)で開催しました。式典には、KEYS及び国土交通省の関係者が出席し、本船の安全航海を祈念しました。

 本船は今後、九州・瀬戸内地域の各港に寄港する外航船舶向けのLNGバンカリング事業及びLNG内航輸送事業に従事します。九州から瀬戸内までの広域を対象とした船舶向けLNG燃料供給は、日本で初めての取組みです。なお、本船の建造には国土交通省の「令和3年度LNGバンカリング拠点形成事業(注3)」で採択された補助金を活用しています。

 本船は、国内のLNGバンカリング船としては初めて、主な発電設備にLNGと重油の両方を燃料として使用できるデュアルフューエルエンジンを搭載しています。LNGを主燃料とし、運転時に排出されるSOx、NOx、CO2を削減できる優れた環境性能を備えます。

 4社及びKEYSは、引き続き、カーボンニュートラル社会の実現に向けた温室効果ガス排出量低減に貢献します。

安全航海を祈念の写真1

玉串奉奠(たまぐしほうてん)
KEYS Bunkering West Japan株式会社
代表取締役 満吉隆志

安全航海を祈念の写真2

引渡書/受領書授受
右: 三菱造船株式会社 執行役員 森宏司
左: KEYS Bunkering West Japan株式会社
代表取締役 満吉隆志

本船概要

全長: 82.4メートル
全幅: 18.2メートル
喫水: 4.8メートル
総トン数: 4,744トン
LNG積載容量: 3,500㎥
推進システム: 電気推進(LNGと重油のデュアルフューエルエンジン)
造船: 三菱造船株式会社
LNGバンカリング船

(注1)KEYS Bunkering West Japan株式会社

本店所在地: 福岡県北九州市
代表者: 満吉 隆志
事業内容: LNG燃料販売事業、船舶保有事業
株主: 九州電力株式会社 40%
日本郵船株式会社 40%
伊藤忠エネクス株式会社 15%
西部ガス株式会社 5%
設立年月日: 2022年2月2日

(注2)LNGを燃料とする船舶に、LNG燃料を供給する小型船

(注3)報道発表資料:令和3年度 LNGバンカリング※拠点形成事業を採択 - 国土交通省(mlit.go.jp)別ウィンドウ

以上