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クリーン開発と気候に関するアジア太平洋パートナーシップ(APP)への参加

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アジア太平洋パートナーシップ(APP)での石炭火力発電所の熱効率維持・向上に向けた取り組み(ピアレビュー活動)の紹介

はじめに
 
 当社では、2005年7月に米国の主導で立ち上げられた「クリーン開発と気候に関するアジア太平洋パートナーシップ(APP:Asia-Pacific Partnership on Clean Development and Climate 以下APP)」に国際協力の一環として参加し、温室効果ガス削減に向けた活動を行いました。このAPP活動は、排出大国である米国、中国、インドも参加していたことから、世界的にもその動向や成果が注目されていましたが、2010年の米国の政権交代等により、2011年4月をもって幕を閉じることとなりました。これまでの成果は、「エネルギー効率向上に関する国際パートナーシップ(GSEP:Global Superior Energy Performance Partnership)」へ受け継がれる予定です。
 
APPの目的
 
 APPは、増大するエネルギー需要に対応するにあたり、環境汚染、エネルギー安全保障、気候変動問題へ適切に対処することを目的として、豪州、中国、インド、日本、韓国、米国及びカナダの7か国が参加する官民の地域協力パートナーシップとして2005年7月に設立されました。
 このAPPは、8つの部門で構成されており、当社は、その中の「発電及び送電タスクフォース」において、石炭火力発電所の熱効率の維持・向上を目指したピアレビューに参加しました。
ピアレビューとは?
 
ピアレビュー活動
第1回
【日本】
日程 平成19年4月16日~19日
開催場所 電源開発 高砂発電所/東京電力 常陸那珂発電所
参加者 電事連及び電力7社
(当社3名、東京7名、中部1名、関西7名、北海道1名、中国2名、電発2名)
当社参加者
唐津発電所 技術課:片山 真、丸田 隆
総合研究所 環境化学グループ:永沼 孝之
活動内容
第2回
【インド】
日程 平成20年2月6日~12日
開催場所 ラジャスターン州営 コータ発電所
NTPC(インド火力発電公社) ダドリ発電所
参加者 電事連及び電力6社
(当社1名、東京3名、中部2名、関西1名、中国1名、電発3名)
当社参加者
唐津発電所 技術課:丸田 隆 活動内容
第3回
【米国】
日程 平成20年4月28日~5月2日
開催場所 アライアント・エナジー社 エッジウォーター発電所/コロンビア発電所
参加者 電事連及び電力8社
(当社3名、東京4名、中部3名、関西1名、中国1名、電発3名、東北1名、北海道2名)
当社参加者
唐津発電所 技術課:丸田 隆
火力部 汽力運営グループ:竹浪 昌孝
総合研究所 環境化学グループ:永沼 孝之
活動内容
第4回
【豪州】
日程 平成20年6月23日~27日
開催場所 ロイ・ヤンパワー社 ロイ・ヤン発電所
トゥルーエナジー・ヤルーン社 ヤルーン発電所
インターナショナル・パワー・オーストラリア社 ヘーゼルウッド発電所
参加者 電事連及び電力8社
(当社3名、東京3名、中部2名、関西1名、中国1名、電発1名、東北1名、北海道2名)
当社参加者
唐津発電所 技術課:丸田 隆
火力部 汽力運営グループ:宮本 謙一
総合研究所 環境化学グループ:永沼 孝之
活動内容
第5回
【韓国】
日程 平成21年7月6日~7月10日
開催場所 韓国南東発電 ヨンフン火力発電所
参加者 電事連及び電力8社
(当社3名、東京3名、中部2名、関西1名、中国2名、電発2名、東北1名、北海道2名)
当社参加者
大分発電所 技術グループ:一ノ瀬謙一郎
火力部 汽力運営グループ:西村 秀幸
総合研究所 環境化学グループ:清水 勝
活動内容

(注)当社参加者の所属は、参加当時のものを記載。

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